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    第578号

    新年の御挨拶

    一般社団法人日本アレルギー学会理事長 出原 賢治先生 

    令和2年明けましておめでとうございます。昨年より日本アレルギー学会で理事長を務めております出原と申します。日本アレルギー学会を代表して、新年の御挨拶を申しあげたいと思います。

     認定NPO法人アレルギー友の会は、昨年設立50周年の節目を迎えられました。これまでのご活動に対して心より敬意を表するとともに、あらためてお祝いを申しあげたいと思います。

     この50年の間に、アレルギー疾患に関する理解とそれに対する治療法は飛躍的に進歩いたしました。アレルギー疾患がどうして起こるのかを、今や分子レベルで理解できるようになりました。それに伴って、特定の分子の働きだけを止めることを目的とした分子標的薬という新しいアレルギー疾患治療薬がここ数年、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の領域で使用できるようになりました。

     重要なことは、科学は常に進歩しており、これまで原因が不明だった病気のしくみも徐々にわかるようになり、その結果、これまで治療ができないと考えられていた、あるいは不十分だった患者さんにも新しい治療法を提供できるようになってきているということです。

     科学が万能であるといった不遜な気持ちをもっているわけではなく、アレルギーで苦しんでおられる患者さんたちにとっては、まず科学的に正しい情報を取得することが、これから病気に立ち向かう方針を定めるための重要な一歩となることを強調したいと思っております。一方で、アレルギーの領域では間違った情報も世の中に氾濫しており、正しい情報を取得することも、口で言うほど簡単なことでは必ずしもありません。

     科学的に正しい情報を取得するためには、医療者と患者さんの間で密な連携をとることが重要となります。患者さんは診察室において、病気に関するさまざまな疑問点に関して医師にお話しになりたいと思っていらっしゃるかと思いますが、それが十分できなかったりすることがあるかと思います。

     アレルギー友の会は、講演会や勉強会の開催、出版物の発行などを積極的に行って、通常の診療時には必ずしも十分ではない患者さんと医療者との間の密なコミュニケーションをとってこられました。それにより、診療現場と並ぶ第二の患者さんと医療者との交流の場を作ってこられたかと思います。また、このような場で寄せられた患者さんからの疑問やご意見は、医療者にとっても非常に重要な情報として役立っていると思います。

     このように、アレルギー友の会は、これまで医療者と患者さんをつなぐ重要な役目を果たしてこられたかと思います。学会の役目が科学的に正しい情報を世間に提供することであることは、言うまでもありません。今後も、日本アレルギー学会はアレルギー友の会と協力して、患者さんに対して必要な、そして正しい情報を提供できるように努めてまいりたいと考えております。

     今年もどうぞよろしくお願い申しあげます。また、今年1年がみなさまにとって良い年になることを願っております。

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