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    第579号

    ぜんそくQ&A③

    回答 東京女子医科大学呼吸器内科教授・講座主任 多賀谷悦子先生
    司会 ふれあい横浜ホスピタル院長        坂本 芳雄先生
    進行 日本アレルギー友の会理事長        武川 篤之  

    質問 三つ質問があります。まず、ぜんそくの症状がなかなか良くなりません。普段は地域の診療所に通っていますが、大学病院などで診てもらうほうが良いのでしょうか。

    多賀谷先生 最近は、多くの大病院で病診連携を導入しています。もし不安があるようでしたら、大病院の呼吸器内科で診察してもらいましょう。肺活量の検査や呼気中NO検査などで、今のぜんそくの状態を正しく知ることも大切です。私たちも、地域医療機関の先生と常に連携しています。ぜんそくの症状が安定している患者さんには、かかりつけ医に通院してもらいます。

    質問者 二つめの質問ですが、胸に小さな湿布薬を貼るよう処方されました。効果はあるのでしょうか。

    多賀谷先生 日本で開発された、体に貼るタイプの気管支拡張剤、ホクナリンテープです。体に直接テープを貼ることによって、皮膚から薬の成分を吸収して気管に作用します。高齢者や、吸入がうまくできない方には効果があります。

    質問者 最後の質問ですが、空気清浄機の設置についてです。空気清浄機を設置することで期待できる効果はありますか。

    多賀谷先生 常にホコリが舞うような場所や環境でしたら、空気清浄機の設置を推奨します。とくに、PM2.5が発生する季節には設置しても良いと思います。

    質問 緑内障で手術をするために入院しました。血圧も高いと診断されて、たくさんの種類の薬を服用しています。咳が出ていて少し心配です。緑内障の薬は、ルミガン点眼薬、リンデロン点眼薬、トルソプト、クラビット、ヒアレインです。高血圧の薬は、アムロピジンとリピトールを服用しています。

    多賀谷先生 ルミガン点眼薬には、まつ毛が黒くきれいになる副作用があり、類似品もあります。個人差がありますが、リンデロン点眼薬は血圧が上昇することがあります。おそらく、眼圧の状態を考えると点眼したほうが良さそうです。アムロピジンに咳を誘発させる成分は含まれていません。リピトールはコレステロールの薬です。ヒアレインは、目の乾燥を防ぐ効果があり、使用は問題ありません。

    坂本先生 トルソプトは以前からある薬で、炭酸脱水酵素阻害薬です。

    多賀谷先生 ぜんそくの症状があることは主治医の先生に伝えているでしょうか。目の手術をする時などには必ず自身の症状を伝えるようにしましょう。

    質問 ぜんそくと診断されて、フルティフォームとスピリーバを服用中です。軽い運動の後などに呼吸が苦しくなるため、ホクナリンテープも処方してもらっていますが、併用することは大丈夫なのでしょうか。

    多賀谷先生 フルティフォームに含まれる成分と一部同じ成分がホクナリンテープにも含まれています。もし、ホクナリンテープを貼ることで、手が震える、どきどきする、などの症状があるようでしたら、使用は控えましょう。

    質問 真武湯を飲み始めてから指がつります。主治医に症状を訴えましたが、しばらく継続して服用してみましょうという診断でした。

    多賀谷先生 真武湯にはカンゾウという成分が含まれていて、カリウムが下がります。カリウムが下がると、つるなど症状が出ます。ぜんそくの薬、β2刺激薬もカリウムを下げます。一般的に、ぜんそく患者がぜんそくの薬を服用しながら漢方を併用すると、カリウムが下がってしまうことがあります。果物には、カリウムが多く含まれていますので、積極的に果物をとるようにしましょう。

    武川 ありがとうございました。

     ぜんそくQ&Aを、「あおぞら」12月号より3回にわたって掲載してきました。さまざまな症状を改善していくには、環境要因や薬の成分など、病気や、治療法について正しく理解することが大切です。

     アレルギー疾患対策基本指針も告示され、47都道府県で実施計画が作成されるようになりました。ぜひこれからも正しい知識で自分を守り、より良い関係を主治医と築いていきましょう。

    (2019年6月2日 日本アレルギー友の会講演会より、採録 冨澤美穂)

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    進行 日本アレルギー友の会理事長        武川 篤之  

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