記事ごとに探す

キーワード

検索する期間

月 から

月 まで

カテゴリ一覧

  • 講演会
  • 編集室
  • 相談窓口から
  • 勉強会・患者交流会
  • 体験記(気管支喘息)
  • 体験記(アトピー性皮膚炎)
  • ニュース(友の会関連)
  • ニュース(一般)
  • その他
  • イベント告知
  • イベントレポート
  • アレルギー専門病院めぐり
  • 2 0 2 1

    第591号

    ひとりのぜんそく患者として ~新型コロナウイルスを振り返る~

    ぜんそく担当療養相談員 佐藤 瑞穂

     「あおぞら」2020年4月号で新型コロナウイルスについて、患者の立場から少し投稿させていただきました。その後、幸いにも感染はしていませんが、体調を崩してしまい、友の会活動を一時休止せざるをえない状況になりました。そこで、この間に自身に起きた出来事をまとめさせていただきました。

    デュピクセントとコロナ

     デュピクセントは2019年の11月より始めました。2本目から看護師さんの前で自己注射を行っており、手順などの確認も入念に行ってきました。見守りがなくなる心細さが強かったため、どうしても在宅注射に踏ん切りがつかないのが現実でした。

     新型コロナウイルス感染症が騒がれ始めた昨年春頃には在宅用に注射を処方していただき、いつでも一人で注射ができるはずでした。受診と注射のタイミングが同時と言い訳をしつつ自宅で保管してあった注射を病院に持参し、看護師さんの前で打っていました。

     そんな矢先、緊急事態宣言が出された昨年5月、自身の体調不良をきっかけにうつ状態に陥り、通院できなくなりました。しかし何とか乗り越え、以降自宅で注射するようになりました。注射回数は30回を超え、今も2週間に1回のペースで打っています。

    東京在住者とコロナ

     6月から福島県内の病院へ入院しました。福島は自分の生まれ故郷です。しかし、東京在住者という理由で理不尽な対応がありました。

    ①入院に際して本来地元患者には行われないPCR検査が実施された(陰性だったので翌日夕方より病室隔離は解除)

    ②当時服用していた内科系の薬(デュピクセント含む)は持参薬で、都内の病院に外泊通院での処方を想定していたが、外泊するなら退院と言われた

     最終的に、悩んだ末に都内の病院に転院し、治療を継続することを選択しました。都内の病院でも外出・外泊禁止など制限はありましたが、都内在住者だからという理由で特別な扱いを受けることはありませんでした。

    STAY HOMEからWithコロナ ~基礎疾患をもつ患者の方々へ

     10月よりGoToトラベルの滞在先・対象者として東京都が加わり、東京都在住者も割引を受けることができるようになりました。たまたま10月に用事で福島に行きました。平日にもかかわらず新幹線もホテルも多くの人で賑わっていました。しかし、12月に入ると感染者数が全国的に急増し、年末年始を挟んでGoToトラベルが一時停止される事態に追い込まれました。

     12月に入ると全国の感染者数が過去最多を記録するなど、予断を許さない状態が続いていますが、世の中はSTAY HOMEからWithコロナへ人々の流れが変わったのを実感しています。しかし、スーパーやコンビニエンスストアなど生活に欠かせない場所では、いくら店側が感染予防対策を行っていたとしても、気付かないうちに3密になったり、ソーシャルディスタンスが保たれなくなったりする可能性があります。

     基礎疾患をもっている方は誰よりも感染予防を意識しなくてはいけないのは当たり前で、「自分の命を守れるのは自分だけ」ということを忘れないでください。

     この原稿を書いている最中に、欧米でワクチンの接種が始まりました。しかし、東京都では大みそかに1日の感染者数が1,337人になり初めて1,000人を超えました。

     誰もが早くコロナから解放されて、明るい世の中になることを願ってやみません。

    第591号の他の記事