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    第588号

    2020年6月27日開催 アトピー性皮膚炎患者オンライン座談会②

    テーマ「これからのアトピー性皮膚炎治療について」

    新薬との向き合い方

     患者として新薬とどう向き合うかを話していきたいと思います。今までステロイドとプロトピックしかなかったアトピー治療に新薬が増えてきました。私たちは新薬とどのように付き合っていったらいいのか話し合いたいと思います。

    新薬への期待

    丸山 たとえばデュピクセントを今使っている佐藤さんと池上さん、どうして2人はデュピクセントを使おうと思ったんですか。

    佐藤 デュピクセントは、大学病院の先生に勧められたのがきっかけです。1回24,552円(2019年度。2020年度は19,968円)と金額的には高く、使用開始には抵抗感がありましたが、2019年4月から実際に使用すると、顕著に改善しました(下表参照)。使用前はかゆみで毎晩寝られなかったのですが、使用後の現在ではぐっすり安眠できています。

     

      2018/12/14 2020/7/31
    IgE(IU/mL) 36,489 7,926
    TARC(pg/ml) 7,926 389
    好酸球数(10*3/µL) 0.6 0.3

     

    池上 いいものがあればすぐにでも使いたいとう気持ちがありました。病院で治験を勧められましたが、治験の要件である2週間ステロイド禁止がネックで、治験は断念。治験の参加はできなかったですが、いい薬であることには間違いがないなと思っていました。注射は自分でやるのは怖さもあるので、飲み薬に期待します。

    丸山 いろいろな飲み薬が出たり、外用薬が出たり、それによって使い勝手が違います。注射は結構大変ですね。私はコレクチムを使い始めました。外用薬なので、副作用が塗布部に限られるのはメリットだと思います。安井さん、新しい薬を使ってみたいと思いますか。

    安井 使ってみたいですね。それが自分にすごく合うかもしれないですし。ただ、新しいお薬の情報はすごく楽しみではありますが、どのお薬に関しても副作用がすごく気になります。

    副作用の情報共有の重要性

    丸山 池上さん、デュピクセントの副作用の結膜炎は、結構辛かったんじゃないですか。

    池上 使い始めて2~3カ月くらいの時がいちばんひどかったですが、それを過ぎたら、昔に戻った感じです。重症な人ほど副作用出がやすいと聞いたことがあるので、重症の人は少し気をつけたほうがいいかもしれないです。

    佐藤 副作用の症状を共有することも、患者会として重要だと思います。これは自分だけじゃないんだなとか、自分はひどいのかひどくないのかということも、こういう場でないと共有できないと思うところです。

    尾上 今後みなさんが使われてどういう結果になるのか、非常に興味があります。

    新薬の情報を受け取るスピード

    石塚 新しい薬が出た時には先生のほうから「こういうのが出たんです」と勧めてくるものなのでしょうか。

    佐藤 自分の場合は、1993年以降は昭和大学、その後2010年までは東京大学などいろいろな大学病院に行きました。慈恵医大は10年くらい行っていて定着していますが、新薬などの情報は先生が紹介してくれます。

    池上 患者として使ってみたいという気持ちを自分から積極的に表すのも一つだと思います。自分から言わないと、先生も気付かないこともあるので、知っている限り、伝えたほうがいいと思います。

    石塚 私は近所の個人医院にかかっていますが、もらえる薬に限りがある。新薬に対して興味はあるものの、治療法によっては個人医院では扱っていないものもあり、気軽に試せるものではないなと思いました。コレクチムという薬は、どこの個人病院でも処方してもらえるんでしょうか。

    丸山 保険適用されている外用薬なので、処方箋があれば薬局でもらえます。

    有岡 最近の傾向が全くわからなかったので、今日、いろいろ知ることができました。自分の症状に適応する薬なら、可能であれば使用してみたいと思います。患者のために開発に尽力してくださっている製薬会社に感謝です。

    丸山 むやみに新薬に飛びつくのではなく、自分の症状に合うかをきちんと考えることが大事ですね。ただ、やりたいと思ったらぜひ先生に伝えてみてください。先生に症状を診てもらって、一緒に適切な治療をしていくことが良いと思います。

     今日はいろいろなご意見をありがとうございました!

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