認定NPO法人日本アレルギー友の会発行の機関紙「あおぞら」が、発刊600号を迎えられましたことを心よりお慶び申しあげます。
友の会のみなさまは、昭和44年の設立からこれまで、アレルギー患者さんやそのご家族に寄り添い、積極的な活動を続けておられます。
とりわけ、「あおぞら」を通じ、アレルギー性疾患に関する正しい知識を広めるとともに、体験記などにより患者さん同士が理解を深め合うなど、友の会ならではの情報提供を行うことは、非常に意義深いことであると考えております。執筆や編集など、発行に携わってこられた方々のご努力に心から敬意を表します。
東京都におきましては、アレルギー疾患の総合的な対策を検討するため、平成10年に「アレルギー疾患対策検討委員会」を設置し、取り組みを進めてまいりました。
平成30年3月には「東京都アレルギー疾患対策推進計画」を策定し、適切な自己管理や生活環境の改善のための情報提供、患者が状態に応じた適切な医療を受けられる医療提供体制の整備、患者やそのご家族の生活の質の向上を支援する環境作りの三つを柱として、さまざまな施策を推進しているところです。その一つとして、ポータルサイト「東京都アレルギー情報navi.」による情報発信を行っておりますので、ご活用いただければ幸いです。
東京都のアレルギー疾患対策を進めていくにあたりましては、日頃から理事長をはじめ友の会のみなさまに、委員会でのご助言や講演会の講師など、多岐にわたってご協力いただいており、大変感謝しております。アレルギー疾患対策の推進には、友の会のみなさまによる患者さんやご家族の側に立った取り組みと、行政の取り組みとの連携が必要です。引き続き、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
結びに、認定NPO法人日本アレルギー友の会と機関紙「あおぞら」のさらなる発展を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。